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ジェームス・カーター@Dizzy Club

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by松尾公子

マンハッタン60丁目、タイムワーナービル5階DizzyClubの2月Februaryは、ASCAP(米国の大手著作権管理団体)に認められた、世界的に活躍している若き天才Jazzプレイヤー達が週代わりで出演しています。

そのしょっぱなを飾ったのが、天才奇才サックスプレイヤーJames Carter。トミーさんが1994年より続けている"横浜ランドマークHarlem Nightsコンサート"に一昨年ブッキングさせていただき、日本でも大好評を博した我々の大大大好きなミュージシャンですので、早速ステージ真ん前を陣取って拝聴して参りました。
サイラス・チェスナットのピアノに合わせ、皆でコーラスする場面もあり、珍しくジェームスの歌声まで聴けてしまった大満足のステージでした。

Gold Sounds featuring:
James Carter (saxophone), Cyrus Chestnut (piano), Ali Jackson (drums), Reginald Veal (bass)

しかも、ジェームスの友人、フィル・コリンズもプライベートでやって来るというオマケ付き。(2人は以前、モンタレー・ジャズ・フェスティバルで共演し意気投合した間柄)。
グラミー受賞者であるフィル・コリンズは、現在Broadwayで上演中のディズニーミュージカルTarzanの音楽を担当、昨年5月、オープニングの取材で知り合って恋に落ちた噂の彼女ダナ・タイラー(チャンネル2のニュースキャスター)を同伴していた為、翌日の新聞のゴシップ欄ではしっかり記事になって、Dizzy Clubとしてはいい宣伝になったようです。

以前はNYフィルのクラシックホールを借りて本拠地としていたリンカーンセンターのジャズ部門ですが、ウィントン・マルサリスの監修で「ジャズの為の最高のホール」として誕生したJazz@リンカーンセンター。その中でも、ここDizzyClubは、ステージのバックが大きな窓ガラスになっており、セントラルパークと5番街の夜景を見ながらジャズと食事が楽しめる、マンハッタンの中では高級なジャズクラブです。ハーレムジャズとは違い、ちょっとクラシックな正統派ジャズがスケジュールされて、お洒落をした白人客が多いのも特徴。暇さえあれば、ウィントン・マルサリスもちょこちょこ顔を出すし、結構なセレブもお忍びでやってきます。エリック・クラプトン夫妻もウィントン・マルサリスと一緒に普通にディナーをしてたり、マトリックスでお馴染みの俳優Laurence Fishburneも常連でよくやって来ています。

でも、やっぱりジェームス・カーターも、ハーレムでニグロリーグのスウェットを着て、ラフに自由にブカブカ吹きまくっている時の方が格好いいなぁ、、やっぱりハーレムジャズが面白い!とハーレムに戻っていく私たちなのでした・・・。

Dizzy's Club Coca-Cola: Broadway at 60th St., 5th floor. For reservations, call 212-258-9595 or www.jalc.org.

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by tommytomita | 2007-02-25 17:50 | ジャズ
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