ゴスペルとジャズで祝200年!NY最古の黒人教会

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by松尾公子
さて、上の写真には一体何人の黒人が写っているでしょうか?
答えは、130名のゴスペルクワイヤーと15人編成のジャズバンドと牧師で、約150名。

4月10日(木)から、Jazz@リンカーンセンターの一番大きなホールRose Theaterで行なわれた“アビシニアン教会200周年 True to our God,True to our Native Land”にトミーさんと参加して参りました。これはもう、その場に居合わせた者のみぞ知る、写真や言葉では伝え切れない感動的な壮大さ・・・。

f0009746_153457.jpgアビシニアン教会は、プロテスタント系バプティスト派の総本山、ブラックキャピタル(黒人教会の首都)と呼ばれているNYで最も古い黒人教会。
教会名である“Abyssinia”とは、アフリカ大陸にあるエチオピアの旧称で、1808年、エチオピアから渡ってきた商人とアフリカン・アメリカンのグループが、「白人と黒人の席を区別せずに、一緒に礼拝が出来る」という、奴隷時代には超斬新な教会をロウアーマンハッタンに作って今年で200年。約100年前に、ハーレム138丁目(トミーズハウスから徒歩3分のところ)に移り、今も威厳高く聳え立っています。

この世界的に有名な黒人教会200周年記念の一貫として、リンカーンセンター・ジャズ部門との初のコラボが実現。Jazz@リンカーンセンターの監修をしている世界的トランペッター、ウィントン・マルサリス氏が“リンカーンセンターJazzオーケストラ”を、そして、アビシニアン教会の主任牧師で黒人教会・ハーレムコミュニティのリーダー的存在であるカルビン・バッツ氏が“チャーチクワイヤー”130名を引き連れての、Jazzとゴスペルの稀に見る壮大な融合です。

f0009746_12341352.jpgアビシニアン教会独特の“スピリチュアル・黒人霊歌”の伝統的ハーモニーと、リンカーンセンターJazzオーケストラの超一流の演奏、そこに、Jared GrimesのTapと、牧師の説教が加わり、まさに黒人文化の根幹である「Call&Response コール&レスポンス」「Improvisation 即興」の大共演でした。(※Jaredはマライア・キャリーやCommonとも共演しており、BDC(ブロードウェイダンスセンター)のHipHop&Tap講師としても人気。今ウィントン・マルサリスがお気に入りのダンサーで、来週も別イベントでリンカーンセンターに出演します)

一昔前まで一部の敬虔な信者からは、悪魔の音楽(Devil Music)と言われていたJazzやR&B(※)。教会やゴスペルにルーツを持つこれ等の音楽が、月日を経て、やがてまたひとつになる・・・、今回のアニバーサリーの大きなTopicsのひとつだと思います。
(※ビヨンセ出演のゴスペル映画The Fighting Temptationsでも、R&Bが教会で“悪魔の音楽”と呼ばれるシーンが出てきます、Check!)

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by tommytomita | 2008-04-15 17:04 | ゴスペル
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