ハーレムの消火栓から「神様のお水」。

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by松尾公子
日曜日正午。
ハーレムのプロジェクト(低所得者のアパート群)前のストリート。
真っ白のコットン服に、シャワーキャップを被って、天を仰ぐ黒人たち。
右へ左へ、空高く舞う、消火栓からの水。。。
・・・夏真っ盛り、今年もこの儀式の日がやってきました。

これは、私たちが日曜日に行くハーレムの教会の「集団洗礼式」。1937年からずっと続いている伝統的な儀式です。もともと教会があった場所が、約60年前に現在のプロジェクト(低所得者のアパート群)に建て変わりましたが、この儀式だけは引き続き70年に渡って、同じ場所でとり行なわれています。

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アメリカ28州に約300万人の信者を持つこの教会では、毎夏、各地の川や大きなプールを使って集団洗礼式が行なわれますが、ここはマンハッタン・ハーレム。適当な川も無ければ、日曜の昼に貸切できるプールも無い。・・ということで、こうして行政の許可をもらってストリートを封鎖し、公共の消火栓に大ホースを取り付けて、牧師さんたちの臨時祭壇が設営されます。

ウチのゴスペルシンガー、ハーレム生まれのミンチー・ベリーもこの教会の信者。現在彼女はフロリダに住んでいますが、毎年必ず、この日のためにNYへやってきます。
正午前、ミンチーが歌うパワフルなゴスペル(4曲)に始まり、バンドのゴスペル演奏、そして「今から神様が、この水をヨルダン川の神聖な水に変えてくださいます」とう牧師の叫びと共に、約500人の待ちわびた信者たちの悔い改めと新生のため、空高く「神様の水」が撒かれました。NY貯水池の水が、神様から祝福されたお水に変わる瞬間です。

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道路際には、各自が持ち寄ったコンテナがビッシリ置かれています。降りてきた神様のお水を貯めて、家に持ち帰り、一年間大切に使うためです。
早速、ミンチーが私にも神様のお水を分けてくれました。来週は、フィラデルフィアで集団洗礼式があるということで、ミンチーはバスでフィリーへ移動し、また沢山の神様のお水をいただいて、病気のお友達にも分けてあげるそうです。

この教会の牧師さんは、トミーさんの古くからのお友達で、我々HJGC(ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤー)も賛美させていただいたことがあり、信者はみんな知った顔。いつもの教会でのハッピーフェイスが、更に全身に祝福を浴びて最高の笑顔となりました。

当日ツアーに参加されていた皆さんより、「やっぱりハーレムをよく知る人に案内してもらうハーレムは最高ですね~」

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by tommytomita | 2008-08-07 01:50 | ゴスペル
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