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こんな豪華な黒人音楽史イベントinNY

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by松尾公子
昨夜から未だ興奮冷めやらず大変...!カーネギーホールの素晴らしいコンサートに行ってきました。
あのカーネギーホールにして、出演者全員が黒人、それも超一流の黒人ミュージシャン、シンガー、俳優たちが、1つのステージ上で、黒人史を、歌と、語りと、演奏で繰り広げていくんです。構想から3年半の月日を費やし、ようやく3月4日(水)から20日間に渡って実現されるイベントシリーズは、その名も「HONOR!」(栄誉)。世界に誇る「アメリカの音楽」への、アフリカン・アメリカンの多大な功績を、人種を問わず皆で称えよう!というテーマで、ソプラノシンガーとして有名なジェシー・ノーマンを中心に様々なイベントがプロデュースされています。

3月4日はそのオープニングナイト。
Honor: Blues, Jazz, Rhythm and Blues, Soul, and Beyond
と題し、それぞれのジャンルから選出された素晴らしいミュージシャン達がかわるがわるパフォーマンス。2時間でアメリカの黒人音楽史を五感で吸収できる素晴らしい試みでした。
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興奮のあまり、プライベートでも良く知っている人たちにアンダーラインを引いてみました、笑。(ちなみに、トミーさんにラインを引かせるともっと、いえ全部真っ赤)。

今年75周年アニバーサリーを展開中のアポロ劇場がこの「HONOR!」のホストに加わっているので、音楽監督兼キーボードのレイ・チューはじめ、知った顔ぶれがズラリ。当ハーレムボーカルハウスの皆さんにはお馴染みのシェリー・ペプシ・ライリーもBGボーカルとして参加、裏方には元アポロの舞台監督ヴァネッサの姿も。
※レイ・チュー関連記事1
※レイ・チュー関連記事2

R&B初期部門は、言わずもがなモータウン・レコードのダイレクターとして、マービン・ゲイやダイアナ・ロス他へ、数々のヒット曲を提供したアッシュフォード・シンプソン
※アッシュフォード・シンプソン過去ログ

トラディショナルジャズでは、テレンス・ブランチャード。
白人が喜ぶジャズがウィントン・マルサリスとしたら、テレンスは依然黒いジャズ...。個人的には、スパイク・リー監督の映画「モー・ベター・ブルース」や「マルコムX」、大ヒットした「Barbershop」等ブラックムービーの音楽担当としてずっと好きだったトランペッター。

そして!!!
モダンジャズといえば、ジェームス・カーター。ついこのブログでも何度も書いてしまいますが、自分達で彼を日本へブッキングしていながら、自分達がいまだ大大ファンで、演奏を聞くたび興奮して涙が出そうになるサックスプレイヤー。(ジェームス・カーターは3/12-15、BLUE NOTEにも出演しますよ、未だ彼を見て興奮したことが無い方は是非)
※ジェームス・カーター関連記事1
※ジェームス・カーター関連記事2

R&B、ソウル代表は、グラミー受賞のアンソニー・ハミルトン。彼は、たまーにハーレムのクラブに出没するのです。。。

Hip Hop部門では、MC LYTEとドギー・フレッシュ!!ヒップホップという新しいジャンルを作り上げていった歴史に欠かせないハーレム育ちの彼は、事業を広げすぎて今ちょっと壁に直面しておりますが、Human Beat Boxと観客を沸かせるパフォーマンスは衰えを知らず。

現役R&B、ソウルの大御所は、何と言ってもフレディ・ジャクソン、でもその前に歌ったライアン・ショウが圧倒的に群を抜いてやっぱり上手い!絶対に近い将来ライアン・ショウを日本へブッキングしたいと企んでいます。
※ライアン・ショウについての過去ログはこちら

この人たちを、全部一気に楽しめたという一夜限りの贅沢イベントでした。

このHONOR!については、これからまだまだ素晴らしいイベントが続きますので後日また追記します!

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by tommytomita | 2009-03-06 19:30 | ライブ・コンサート
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