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UsherのCHICAGO、意外にひっそりと終了・・・

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by松尾公子
気が付けば、10月14日でUsher のCHICAGOが終わっていました。f0009746_13245119.jpg今年8月22日から10月1日まで6週間限定でB'wayミュージカルCHICAGOにUsherが出演する、と発表されて以来、
・男性R&Bボーカル部門ベストグラミー受賞のアシャーが遂にブロードウェイデビュー!
・ヒップホップアイドルが一流弁護士ビリー・フリン役に!
・プレミアチケットが出ること間違いなし!
等の華やかなマスコミ報道で、チケットの売り上げが30%伸びたと言われました。

「ティーンに絶大なる人気のUsher起用により、新しい客層をブロードウェイに呼び込みたい」というプロデューサー側の狙いと、「若いファンにブロードウェイは高すぎる($58.75~$111.25 正面プライオリティ席約$250)」という反対意見、どちらに軍配が・・?

ブロードウェイといえば、観客の大半が白人と世界中から集まる観光客。そんな中で、普段あまり足を運ばない黒人客をブロードウェイに集めた最近の作品には、
2004年、Diddyの「A rising in the Sun」。2005年、デンゼル・ワシントンの「ジュリアス・シーザー」。Earth Wind & Fireの曲に乗せたダンスミュージカル「Hot Feet」(客足が悪く、この夏終演)。今現在も人気上演中のゴスペル、R&B、ブルース満載の「Color Purple」等があります。

2年程前、日本からの友人と観た時には、ほぼ90%が大人の白人客だったシカゴに、今回Usher効果は見られるか?幸運にも開幕2日目の最前列チケットが手に入りウキウキ出掛けてみると、期待に反し(?)観客の層はさほど変わらず。しかも、まだ2日目というのに、2階席は半分空席・・・。

開演から約30分、Usher扮するフリン弁護士がやっと登場すると、観客からは「キャー」とアイドル向けの黄色い大歓声が。しかし、それも束の間で、「いつものUsherらしさ」を期待した人にとっては、定型通りに弁護士役をこなす彼が物足りない。子供の頃から教会でのゴスペル経験があるUsherですが、今回の主役はロキシー、ベルマの女性2人ですから、彼の完全ソロは2曲だけ...。
f0009746_13252261.jpgUsher自身「今回の出演は、お金の為ではない」と言っていましたが、ある報道によると、通常はシカゴのギャラは週に10000ドル(約120万円)ぐらいとか。数万人収容のコンサートは常に完売、アルバムを発売すればアメリカだけでも即100万枚以上売れる人気シンガーにとって、まさにお金の為ではなく、「ブロードウェイ」という経歴ができたことで今回OKなのでしょうが、毎日々、時には1日2回公演をこなし、ブロードウェイ恒例の「出待ち、入り待ち」ファンに毎回挨拶とサインを繰り返したこの2ヶ月間は、楽しかったのか大変だったのか・・・。

予め「4週間の延長公演もありかも」と報道されていましたが、結果的には2週間のみの延長公演でUsher出演は終了したCHICAGO。次は11月14日の10周年記念公演で盛り上がっています。VIPアフターパーティ参加込みのチケットは最低$1000、オーケストラ席は$2001.25(約24万円)。11月6日はメイシーズデパート前で、出演者による無料イベントが行われます。
配役が誰であろうと、CHICAGOはやっぱり白いミュージカルなのでした・・・。

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by tommytomita | 2006-10-15 14:20 | ライブ・コンサート
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