byトミー富田
エクササイズを兼ねて、毎日「10000歩」歩くことを目標にしています。
万歩計をつけて家をスタートし、8番街を139丁目から125丁目まで14ブロック。1ブロック約80メートルとして計2240メートル。これを往復したら約4.5キロ、更にニューヨークシティカレッジの坂道を往復して約2キロ。万歩計を見るとだいたいこれで7000歩です。
「万歩計」と気軽に呼んでいますが、実際に歩いて見ると1万歩はかなりキツイものです。1万歩くには、30ブロックを往復しなければならない・・・、私の家139丁目から110丁目のセントラルパークまで行き、コロンビア大学の構内を抜けて、更にシティカレッジまでのアムステルダムアベニューの急坂を上り、そこから我家までの約6キロを歩かなければなりません。
最近、私がよくジョギングスタイルで歩くのを近所の人が見かけ、みんな声を掛けてくれます。中でも、とてもよく遭う人がいます。ハーレム125丁目で58年間「BoBBY'S HAPPY HOUSE」というレコード屋を営業している87歳のボビー・ロビンソンさんです(写真上)。彼はよく街を歩き回る人で、毎日毎日ハーレム中を歩いています。
もう1人のよく遭う人は、元大学教授のウォルコックスさんで、やはりハーレム中をいつも歩き回っている人です。そしてよく125丁目のケンタッキーフライドチキンかポパイチキンで、新聞を読みながら色々な人を観察しています。
その他にも、いつも同じ角で、目の前を通る人をじーっと見てただ立っている老人がいます。身なりもきちんとしていて、別に人に物をたかったり話しかけたりするわけではなく、ただ立ってます。
これまで何年もずっと仕事で忙しくハーレムを動き回ってきた私ですが、こうしてプライベートで毎日ゆっくりハーレムの街を歩いていると、これまでとはまた違った風景が見えてきて面白いものです。
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