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「初めて」の日本人!

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by松尾公子
ニューヨーカーに人気のマイク・ブルムバーグNY市長とトミー富田のツーショット。先週、NY市長邸から丁寧な包装で送られてきました。
これは、去る7月に行なわれたハーレム・ウィーク・キックオフのレセプションパーティで撮影されたもの。NY市長邸は、イーストリバーに突き出したところにある白亜の館で、庭一面に特設された巨大テントに、ハーレム商工会議所のメンバーと、ハーレム・ウィーク関係者のみが招待されました。ハーレム商工会議所メンバーのトミーさんは、毎年この時期、市長邸を訪れますが、今年はブルムバーク市長が自ら入口で、招待客ひとりひとりと握手を交わし、記念撮影が行なわれました。

これ、なんだかいい写真だな~、、、と思いながら、色々と考えが巡りました・・・。

テレビや雑誌で何度も紹介されたり、はるばる遠方から会いに来てくださる方々が絶えないトミーさん。年末にもひとつ、日本のテレビ番組がトミーさんを紹介してくださるようです。

何故トミーさんなのか?

「一番=No.1, Top」というのは、ひとつの大きな価値観です。でも、「一番」というのは常に変動します。2学期は成績一番だったけど、3学期は別の人が一番、とか。

「唯一=Only One」という評価もあります。でも、近年の競争社会の中に於いて、「唯一」はあっという間に真似され、唯一だったのも束の間、どんどんどんどん類似が出てきます。

しかし、「最初の一番=the First」というのは、本当に1回だけなんですよね。そして、その意味は大きい・・・。

例えば、最初にエベレストに登った人。2番目の人がもっと早く登っても、時間の記録はその後もどんどん更新され、「No.1の人」は変わっていきます、でも「最初に登った人」はず~とひとりだけ。

例えば、最初に外国人力士になった人。今でこそ、外国人力士が全然珍しくなくなって、問題を起こしたりまでする時代になっていますが、規律の厳しい伝統社会でそれまでの常識と戦いながら、批判、差別に合いながら、非常識を常識にしてくれた初の外国人幕内力士、高見山さんがあっての今の「自由」。

例えば、実質的に*最初の大リーガーとなった野茂選手。日本人選手が大リーグ?とマスコミから大批判、誹謗中傷される中、ほとんどゼロから道を開いて実績を残したお陰で、今では名前も憶えられないくらいの日本人が、専属通訳までつけてもらって好待遇で渡米できる世の中に。(*史上では64年の村上雅則氏もいますが・・)

そして、初の黒人アメリカ大統領になろうとしているオバマ氏・・・。

随分話が大きくなりましたが、、、、「初めて」の人が切り開いてくれるお陰で、出来ない、なれない、行けない、、と思っていた私たちの自由の領域がまたひとつ広がっていくんですよね。

初めてハーレムツアーを始めた日本人、初めてアポロのボードのメンバーになった日本人、初めてキング牧師賞を受賞した日本人、初めてNYにガイドブック(地球の歩き方)にハーレムの地図を加えてアポロ劇場を紹介した日本人、初めてハーレムに日本人ゴスペルクワイヤーを作った人、etc.etc...
「初めて」というのは、前例が無いわけで、困難の連続で先が見えないことも多かったかと思いますが、その「初めて」が沢山あって、今もその初めてを継続していることがトミーさんの稀有なところなのかな?

ということで、長くなりました、
NHK衛星放送「First Japanese」という番組のお手伝いを少しさせていただきました。アポロ劇場で、年間グランドチャンピオンになった日本人ダンサーのドキュメンタリー。1年間、負け知らずでず~っと一位で勝ち抜いた「初めて」の日本人です。放送は10月4日(土)。詳しくは、また放送間際にご紹介いたしますね。

<追記>
2008年10月に放送されたファースト・ジャパニーズ
「NYで認められた日本人ヒップホップダンサーのお話」はこちらから




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by tommytomita | 2008-09-16 07:58 | 日常生活
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