2012年2月11日(土) ホイットニー・ヒューストンの訃報が出てすぐから、 NYハーレムにある黒人音楽の殿堂アポロ劇場のマーキー(ひさし看板)には、ホイットニー追悼のメッセージが掲げられています。 アポロ劇場入り口には、ファンからの花束がすこしづつ増え始めました。 私が立ち止まっていたわずか数分の間にも、新たに2人の方が花束を置き、手を合わせていきました。 ハーレムの繁華街125丁目では、早くもホイットニーTシャツが露天で売られ始めています(5ドル) 数社のメディアも土曜日以来、アポロ劇場前に常駐しています。 アポロ横の空き地の塀には、 マイケル追悼の時ように、自作メッセージを掲げて立ち去る人が各地から訪れています。 その横にはピンクの紙がガムテープで貼られ、誰でもメッセージを残して帰ることができるように、準備が整えられています。 中でも、多いのは「I (we) always love you, Whitney」というメッセージ。 (...隅っこに思いを残してきました) ハーレムの街では、土曜日以来どの車も、カーステレオから大音量でホイットニーの曲を流して走りすぎていきます。 今週アマゾンのヒットチャートでは、いきなりホイットニーがNo.1になっています。 本日は、ホイットニーの遺体がようやく故郷ニュージャージーにたどり着き、 (修正:2月18日土曜日正午から、NJニューアークのNew Hope Baptist教会にて プライベート(招待客のみ)で葬儀が行われるという発表に変更になりました) ホイットニー・ヒューストンは、NJニューアークにあるNew Hope Baptist教会のゴスペルクワイヤーで子供の頃からその才能を見出され、偉大なゴスペルシンガーである母シシー・ヒューストンの自慢の娘でした。。。。 ホイットニーが9歳の時、ゴスペルクワイヤーで歌う姿は、今見ると胸が詰まります ↓ Rest in Peace, We always love you, Whitney Houston. ※ハーレムとジェームス・ブラウンの死 (2006年12月) ※NYハーレムのマイケル・ジャクソン一周忌 (2010年6月) ※マイケルと、JBと、クリスマスと、、、(2009年12月) <ホイットニー・ヒューストン関連過去ログ> ※多くの黒人女性シンガーが感動したビデオ (2010年2月) ※黒人のボビ男たち、タイムズスクエアに集結! (2009年10月) ※スーパーボウルから一夜明けて(ホイットニーの国歌斉唱映像) (2011年2月) ※黒人教会でエイズAIDS問題を考える1週間 (2007年3月) *日本赤十字社から寄付 *Red Cross Americaから寄付 ............................ 今日も是非!「応援クリック」お願いします ............................ ブッキング・コーディネイトは、お気軽に harlemtommytour@hotmail.com (日本語) までお問い合わせください。 ............................ ★トミー富田ドットコムへ戻る★ #
by tommytomita
| 2012-02-14 17:29
| ニュース
-フランコ・ギャスキン氏の個展が、現在、ハーレムの中心地125丁目で開催中です。 冒頭の作品、 「Father's Care」 by Franco The Great (canvas and oil 24x36) 父親の腕で高く抱き上げられた子供の目には― 一粒の、大粒の、涙。 作風をコレっと決めずに、色々な絵を書いていきたいというフランコには、本当に色々なスタイルの作品があります。その中のひとつ「黒人の涙」シリーズの中でも、これは特に気に入っているという作品です。 「60年代から70年代にかけて、黒人であることの誇りが感じられるようになるに従って、私の“黒人もの”に人気が集まったが、中でも人々のお気に入りは、黒人少年の肖像画。 頬に大粒の涙が光っている。 涙があまりにリアルに描けているので、みなそっと手で触れてみるんだ。黒人の男たちはみな強そうにしているけど、私と同じでみな涙もろい。涙には人一倍近いものを感じるんだろう。」 (トミー富田著書「ハーレム・スピークス」中のフランコのインタビューより~) 驚くべきことに、今回がフランコの、アメリカ国内では“初”の展覧会なんだそうです。 世界的に有名なハーレムの画家フランコは、ドイツや日本やアフリカや、、、外国には何度も招聘されて、作品を披露しているのに、アメリカではナントこれが「初」エキシビション。 パナマからNYハーレムに移住し、ハーレム125丁目のシャッターにカラフルな黒人の絵を無料で描き始めて40年余り。 オバマ大統領から頼まれて肖像画を描いたり、自分の作品が国連切手の図柄に選ばれたり、、、etc. アメリカ中でこれだけ有名な彼の作品は、ハーレム125丁目のシャッターがひとつのギャラリーですから、24時間365日、ストリートに作品が並んでいるということで、敢えて「個展」という機会がなかったのでしょう。 今回展示されている作品は、ストリートで大きなシャッターにペンキで描かれた作品とは全く違う「キャンバスに描かれた」作品。 フランコの大好きな「黒のベルベッド」に描かれた黒人の肖像画も沢山あります。 初日のオープニングでは、新ハーレムの美味しいソウルフード店「ジェイコブス」(トミーズハウスに泊まった方には懐かしいでしょ。私たちの日常食、笑) がスポンサーとなって料理も提供してくださり、 続いて、フランコのヒストリー映像がスクリーンで上映され、 (これが、昔のハーレムの街角も沢山映ってかなり興味深いものでした) いつもの作業服「つなぎ」からスーツに衣装換えして、フランコのご挨拶 そして、今回の目玉、 このスクリーンの後ろに隠されていた― フランコが今一番皆さんに伝えたいメッセージが込められた絵、 の除幕式がありました。 どんな絵だったかは、ここでは「?」にしておきますね。 会場の中心、黒のベルベッドに描かれた作品です。 是非自分の目でメッセージを感じ取ってくださいませ。 Franco the Great Exhibition 2012. Feb.1-29 【会場】 Adam Clayton Powell Jr. State Office Building 163 West 125th Street, 2nd Floor Art Gallery ※入場にはセキュリティーチェックの為、写真つきのIDが必要です 【入場無料】 * * * * 【Event】 For 2days Only(Feb.10th & 11th) ※フランコ本人とスクリーン上映をみたり、Q&Aがあったりします 【皆様へお願い】 2009年、「防災防犯の為、現行の全面メタルシャッターを、中が75%は外から見える柵タイプのシャッターに移行するように」という新法案が通過しました。 =現存する25個のフランコのシャッターアートが撤去されてしまうことになります。 チーム・フランコは、Harlem Community Development Corporationの協力で、署名を集めたり、関係各所に直訴して、今やハーレムのシンボルともなっているフランコのシャッターアートをなんとか守ろうと活動しています。 署名、募金etc.なにかできることがあれば是非ご協力ください。 Harlem Community Development Corporation 電話 212-961-4140(NY) Eメール tlunke@esd.ny.gov ※今回の展示会でも、オリジナル、リプロダクション作品や、フランコのグッズを販売していますので、それを購入するのもひとつの大切な協力になると思います。 <著書紹介> フランコのこれまでの波乱万丈な人生については、トミー富田インタビューによる著書「ハーレム・スピークス」でお読みいただけます。 ~3歳の時、突然、口がきけなくなったフランコが、どのようにしてそれを克服し、故郷パナマで有名な画家になり、そしてNYへ出てきて苦難の末ここまで有名になったか!? ※このブログ右側の「ライフログ」から、またはこちらのリンクをクリック↓ http://item.excite.co.jp/detail/ASIN_4880082104/ <関連過去ログ> ※黒人初の米大統領なるか、オバマinアポロ劇場! (2007年11月) ※黒人アーティストとMama(2008年5月) *日本赤十字社から寄付 *Red Cross Americaから寄付 ............................ 今日も是非!「応援クリック」お願いします ............................ ブッキング・コーディネイトは、お気軽に harlemtommytour@hotmail.com (日本語) までお問い合わせください。 ............................ ★トミー富田ドットコムへ戻る★ #
by tommytomita
| 2012-02-12 02:43
| ファッション・アート
今年2012年の開催が決定いたしました! 今年は、詳しい日程、出演者、、、etc.を、決まり次第、速報で随時、Twitter、Facebook、そしてこのブログでも紹介させていただきます。 間もなくハーレム・ナイツ専用のホームページと専用のツイッターもできますので、それまではコチラ ↓ 私のSNSで、是非まめにチェックくださいねっ。 ●Twitter はこちら ●ブログ はこちら ちなみに、今年は7月ではなく8月のお盆時期の開催です。 今から夏のスケジュールをどうぞ空けておいてくださいませ♪ See you there!! <ハーレムナイツ History> 1994年7月 2003年7月 2004年7月 2005年7月 2006年7月 2007年7月 2008年7月 ※参加された方の感想がこちらからご覧いただけます 2009年7月 2010年7月 <番外編> 2009年3月 ~メトロポリスmeets日野晧正withオマー・エドワーズ silent Film x Jazz x TAP NYのアーティスト達は、日本を元気にしたい!と張り切っています。 昨年分のパワーを今年に持ち越して、最高に楽しいイベントになりそうです。 今年は8月のお盆時期に開催予定!お楽しみに❤ Booking Producer : Tommy Tomita NY Coordinator : Kimiko Matsuo *日本赤十字社から寄付 *Red Cross Americaから寄付 ............................ 今日も是非!「応援クリック」お願いします ............................ ブッキング・コーディネイトは、お気軽に harlemtommytour@hotmail.com (日本語) までお問い合わせください。 ........................... ★トミー富田ドットコムへ戻る★ #
by tommytomita
| 2012-01-12 09:40
| ライブ・コンサート
今年もこうしてハーレムで忙しく仕事をしながら、
沢山の方々に支えていただいて、 新しい年を迎えることができたことを 幸せに思っています。 昨年春の震災以来、 日常生活をおくれることの有難さ、 人と人のつながりの大切さ、 小さな力の大きさ、 そして、 いかに自国「日本」を愛しているか、、、、 さまざまな思いを新たにしました。 皆さんの真新しい2012年のページが、 これから沢山の幸せで埋め尽くされていきますように。 2012年元日 NYハーレムにて トミー富田 松尾公子 *日本赤十字社から寄付 *Red Cross Americaから寄付 ............................ 今日も是非!「応援クリック」お願いします ............................ ブッキング・コーディネイトは、お気軽に harlemtommytour@hotmail.com (日本語) までお問い合わせください。 ............................ ★トミー富田ドットコムへ戻る★ #
by tommytomita
| 2012-01-02 15:09
| 日常生活
ハーレムに連日長蛇の列ができる人気レストランがあります。 その名は「レッド・ルースター」。 セレブシェフ「マーカス・サミュエルソン」が、昨年冬にオープンしたアメリカン・レストランです。 マーカスといえば、全米数々のフードチャンネルに出演、数々の受賞、また著書も多数ですが、NYのレストラン・ランキング本「ザガット・サーヴェイ」で高得点の常連であるミッドタウン「Aquavit」レストランのエグゼクティブ・シェフとして有名です。 エチオピアで生まれ、スウェーデンで育ち、NYに拠点を移してすぐに、24歳最年少で3つ星受賞。 ハーレムへはずっと強い思いがあったらしく、ハーレムに移り住んで来てハヤ6年。 今年から、なんとアポロ劇場のボードメンバーにも加わっています。 私も開店以来、貸切パーティや誕生会、知人とのランチやディナーなどでかなりよく利用させてもらっていますが、予約を入れているにもかかわらずいつも数十分は平気で待たされるという繁盛ぶり。。。 マーカスがホワイトハウスに招かれ調理したことも記憶に新しいですが、今年4月にはオバマ大統領のファンドレイズ(資金集め)ディナーパーティがこの「レッド・ルースター」で行われたことが各メディアに取りあげられ、更に人気に拍車がかかりました。 と一瞬疑うようなインターナショナルな賑わい。 お母さんやおばあちゃんの家に居る様なアットホームな店が主流だったハーレムレストランのイメージを一新するスタイリッシュなインテリアも新鮮です。 週末にはDJやR&Bバンド、日曜日にはサンデーゴスペルブランチなどのイベントも用意されています。 様々な国籍、人種、趣向の小洒落た人たちが「今」を楽しむ新しいハーレムのホットスポット、是非一度足を運んでみてください。 *日本赤十字社から寄付 *Red Cross Americaから寄付 ............................ 今日も是非!「応援クリック」お願いします 有難うございます
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by tommytomita
| 2011-12-27 13:51
| ハーレム情報
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by松尾公子
このブログは、NYハーレムから、エンターテイメント情報を日本へ発信している、NYコーディネイター松尾公子による、ニューヨークの音楽情報(ゴスペル、R&B、HipHop、レゲエ、ジャズ、サルサetc.)、ブラックミュージカル情報、NYやハーレムの最新情報etc. です。
※取材・コーディネイトのご相談はEメールでお気軽にどうぞ harlemtommytour@hotmail.com ................ <NYの格安ホテル> ★トミーズハウス NYに暮らすように滞在してみたい方、地元黒人と触れ合いながらひと味違ったNY生活を送りたい方、リーズナブルで綺麗な滞在先をお探しの方、、、 人気の「トミーズハウス」へ是非どうぞ。 ................ <NYを100倍楽しむオプショナルツアー> ★トミー富田のハーレムツアー 日本人初の「ハーレムツアー」を始めて30年。ニューヨークNo.1のトミー富田のツアーでは、本物のブラックカルチャーに触れられます。 ☆アポロ劇場アマチュアナイト ☆ハーレムウォーキング ☆スパニッシュハーレム ☆ゴスペルツアー ☆ジャズツアー ☆Tap&Jazzツアー ☆R&Bソウルツアー ☆HipHopツアー ☆ブルックリンツアー ☆ブロンクスツアー ☆ジャズの歴史巡り ................ <ボーカルレッスン> ★NYでボイストレーニング NYで30年の実績と信頼で人気のハーレムボーカルハウスでは、現役の素晴らしい黒人シンガーを講師に迎え、英語の発音矯正、楽曲の練習、アドリブやスキャットのスキルアップ、デモテープ作成、レコーディング、NYでのステージ実践、、、等を行っています ................ <お勧めリンク> ★ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤー 1997年トミー富田がハーレムの教会で創設したハーレム初の日本人ゴスペルクワイヤー カテゴリ
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